駐在員が中国人社員を正しく評価するために(2)｜中国の現地化を進めたい

また、前述の「企業理念や会社の方針への共鳴」を促進するためには、初期段階としては、自社の理念や中国事業の展望について、駐在員が明確に説明できる事が必要となります。しかし、コミュニケーションそのものに難がある場合、伝わりづらい事も多いでしょう。

このような状況を打破するために、以下の両面から打開策を検討する事が有効でしょう。

• 駐在員が中国ビジネスの知識や異文化コミュニケーションのスキルを早期に習得するため、赴任前・赴任後研修を実施する。
• 赴任後間もない駐在員でも、中国人社員の能力を把握できるような評価制度の構築と運用を進める。

現地化を促進するためには、駐在員や中国人社員の頑張りは勿論大切ですが、それだけでは充分とは言えないでしょう。日本本社からのサポートも含め、体制を整えていくことが重要です。

弊社では中国人社員向けの教育研修、駐在員向けの赴任前および赴任後研修、評価制度の構築や運営なども行っております。
お気軽にご相談ください。