中国ビジネスの疑問一問一答

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中国ビジネス ""の一問一答Q&A

日本ではFacebookやTwitterなどを使って口コミで製品を売ってきました。中国ではネット統制が厳しく、Facebookは使えないと聞きましたが、口コミサイトのようなものはあるのでしょうか。

口コミに使えるサイトは中国にもあります。一般的なメディアへの信頼度が日本よりも低いため、日本以上に効果がある場合もあります。
日本同様、多数のフォロワーを抱える人に有料で依頼し、口コミを拡げることもできます。
これは製品分野ごと展開の仕方が異なりますので、一度ご相談ください。

中国では、日本製品の輸入が震災以降止められていると聞きますが、本当でしょうか。

震災後長らく日本食品の輸入が規制されていましたが、2011年11月24日に国家質量監督検験検疫総局より大使館宛通知があり、日本政府機関が発行する原産地証明書の添付を条件として、一部都県を除き中国への輸入が再開されることになりました。

詳細は以下農林水産省のHP内に公表されていますので、ご参照ください。

http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kaigai/111124.html

中国現地法人を設立の際に経営範囲を定める必要があるようですが、それほど厳密に検討する必要は無いのでしょうか?

中国では現地法人設立の際経営範囲を明記しますが、明記されていない行為を行うと経営範囲逸脱となり罰則を受ける可能性があります。

例えば飲食業で登記し小売を経営範囲に含めていない場合、自社製品であっても販売することが厳密にはできません。

現地法人設立後に経営範囲を追加することも可能ですが、費用も追加で発生するため注意が必要です。

中国進出の際には、自社がどのような事業を展開するかを充分に検討することをお勧めします。

中国進出にあたって社名を検討しています。社名に英語を含むことが出来ないと聞きましたが、他に決まりごとはあるのでしょうか?

中国で社名を登記するにあたり、いくつかの規定があります。一般的に社名は「行政区画名」+「商号」+「業種」+「組織形態」の順番で名づけることになり、漢字以外の文字や数字は使えません。また社名の頭に「中国」や「中華」の他「国際」などの文字も使えないので注意が必要です。他にもいくつか規定がありますし、日本と中国では意味合いが異なる文字が存在し中国人に与える印象も大きく異なりますので、社名決定の際には一度ご相談ください。

中国への進出を考えていましたが、震災により工場などの設備が壊滅状態です。中国進出について公的な支援はありませんか。

私どもが把握している範囲では、被災された企業様に対する中国進出の助成や支援は確認できておりません(2011年5月現在)。 しかしながら、私どもとしましても被災地の皆様に対して何らかのご支援ができればと思っております。 被災地企業様に対して出来る限りのご支援を特別に行いたいと考えております。一度、ご相談ください。

中国の祝日は、日本と異なると思います。視察などは、祝日以外に行った方が良いのでしょうか。

中国には法定休日というものがあり、通常の企業は休業となります。日本以上に徹底されていると思ってください。よって、製造工場の見学など、BtoBの事業をお考えの場合は、通常通り運転されている祝日以外にすべきです。 一方、BtoCの事業の場合は、消費熱が高まっている祝日前などの状況を見ておくことも価値があると思われます。 女性だけが半日休暇になる「婦人の日」のようなものもありますので、事前にきちんと確認の上、視察計画を立ててください。

震災後、「製品だけでなく、渡航してきた日本人も空港で放射能検査を受けなければならない」と聞きましたが、本当でしょうか。

地方都市のタクシー運転手が過度の反応を示した(「日本人から来たならば乗せられない!」)という話を聞いたことはありますが、4月以降、数回日本から渡航している範囲では、各地の空港や税関などで従来と異なる扱いを受けたことはありません。一部地域で偏見が残るかもしれませんが、特に気にする必要はあり ません。

震災後、中国では日本製品の売行きが落ちていると聞きます。実際はどうなのでしょうか。

震災後、主に食品類を中心として通関できないケースが増加しています。

しかしながら震災前に輸入された日本製品には人気が集まっていることから、日本製品 に対する需要の高さを改めてうかがい知ることができます。特に技術面や管理面のノウハウは高い信頼性があります。

中国市場が今後も拡大し続ける予測もある ことから、食品などの製品については見極めを行いつつも、中国現地での生産や現地企業との提携などを検討されることをお勧めしています。

中国での現地法人設立を検討しています。設立の手続きにどれくらい時間を要するのでしょうか?

設立手続き完了までおよそ2ヶ月が目安ですが、1ヶ月程度で完了した事例もあります。業種によっては許認可を取得する必要があり、その分時間を必要と しますので、確認が必要です。なお、現地法人設立にあたっては最初に登記住所と中国語社名候補を決定する必要があります。これらが確定した後に設立手続き が開始になることをふまえ、中国進出スケジュールを組まれることをお勧めします。

進出する都市は、どこが良いのでしょうか。 最近は内陸部が良いと提案を受けています。

政府が、内陸部の発展のために特区や優遇策を設けているのは事実です。沿岸部の人件費高騰で採算が合わず人件費の安い内陸へシフトしたり、良質の資源や材料を活用するために内陸部に工場設立するなどの事例はあります。 ただ、発展途上の内陸部では、多少の優遇策があっても市場や物流などの面でデメリットもあります。 特定の地域にこだわらずに、複数地域を冷静に評価し、判断することは不可欠です。

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