中国ビジネス ""の一問一答Q&A
中国で獲得した利益は、日本法人に持ってこれるのでしょうか?
出資会社として利益配分することはもちろん、コンサルティングフィーとしての支払いなどで対応することが可能です。 名目や経由方法により、税率が変わることもあります。 これは、中国における事業展開ビジョンや進出業態から詳細に検討し、最適な方法を選ぶ必要があります。 特に税率は、やり方によって異なる場合がありますので、注意が必要です。
上海や北京などは、既に日系企業大手や欧米の大手企業が進出している激戦区と聞きます。中小企業に進出の余地はあるのでしょうか?
上海、北京などに日本を初めとする外国企業が多く参入しているのは事実です。
それらの企業は、中国市場でのシェアを奪うため、多くの販促予算を投下しています。
しかし中国市場は巨大です。数%のシェアでも日本以上の収益を上げられる可能性もあります。
自社の強みを再確認し、その強みを中国で活かすことができないか調査される事をお勧めします。
中国進出にあたっては、中国企業と合弁会社を設立するのが最適と聞きましたが、本当でしょうか?
これまで合弁企業設立によって進出する日本企業が多かったのは事実です。それは、合弁企業なりのメリットがあるからです。 しかし、提携した中国企業とのトラブルなども多数発生しています。 これらの経緯から、昨今では日本企業からの100%出資会社(独資企業といいます)も増えてきています。 会社設立に制約を受けていない外食などの業種は、この独資を検討いただくことも良いと思います。 また、上記の他に「合作企業」という方式もあります。 進出する際の法人設立方法は、進出する業態、地域、日本企業の予算、中国企業との交流有無などを総合的に判断して、決定されることをお勧めします。
日本で経営している自社のFCを、中国でもFCとして展開することは可能でしょうか
中国で正式にFC展開を行うためには、FC関連の法的要件を満たす必要があります。 各種条件がありますが、既に日本でFCとして展開をしているならば、ほとんどの場合、可能です。
中国でFC展開するには、どのような条件があるのでしょうか
FC関連の法的要件には、現実的には様々な解釈があります。 業種や進出地域によって異なる可能性がありますが、原則として以下のような内容になります。 ?中国以外の国で既にFC展開をしている場合 申請して認められれば、中国でFCとして加盟者募集を行い、FCとして業務を行うことが可能です。 ?中国ではじめてFCを行う場合 「FC名称について商標登録ができていること。かつ、1年以上、2店舗以上の直営店を経営し、いずれかの店舗が黒字」という条件を満たした後に申請が可能です。 申請して認められれば、FCとして活動できます。
自社のFCモデルが中国で受け入れられるか判りません
中国での経済成長を背景に、多くの事業分野でビジネスチャンスがあります。 しかし、日本で成功したFCが、中国で成功するとは限りません。一方、日本で伸び悩んでいるFCが中国で成功する可能性もあります。 また、地方都市で受け入れられないビジネスが、上海などの大都市で成功する可能性もあります。 類似業態の調査や、テストマーケティングによって最適な進出方法を検討することをお勧めします。
自社のFCモデルを中国で展開する場合、食材などを日本から輸出したいのですが、可能でしょうか
日中間の輸出入には多数の制約があります。 特に食品は注意が必要で、詳細の事前調査をお勧めしています。調査結果に基づき、加工品として輸入したり、現地調達するなどの手段をとることになります。
自社のFCモデルについて、中国での経営権を購入してくれる中国側パートナー企業を探したいのですが、可能でしょうか
最近、特に良く頂くご相談です。 某拉麺チェーンのように、そのようなやり方で成功したFCモデルも、確かに存在しています。 その場合、中国側パートナーは経営能力が高く、信頼できる企業でなければなりません。 そのような企業に認めてもらうためには、日本でも成功している魅力的なFCである必要があります。特に、競争力、ブランド、マネジメントシステムはかなり高いレベルで無ければなりません。 FCモデルが、まだそれほど高いレベルにない場合、良いパートナーを見つけられる可能性は低いので、直営での出店をお勧めしています。
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