中国ビジネスの疑問一問一答

  1. 中国進出支援のA&Cアソシエイツ
  2. 中国ビジネスの疑問一問一答
  3. 人事・労務

中国ビジネス "人事・労務"の一問一答Q&A

中国における外国人の社会保険加入について、現状はどのようになっているのでしょうか?

2011年に施行された「中国国内で就業する外国人の社会保険加入に関する暫定弁法」に基づき、各都市で外国人の社会保険徴収が実施されています。
ただし都市によって状況は異なり、例えば北京市や広州市では既に実施が始まっていますが、上海市では任意での加入は認められているものの、強制加入は始まっていません(2013年時点)。
上海市でも実施された場合、日系企業を含む外資企業に与える影響は非常に大きいため、あらかじめ予算に組み込み、未実施の場合は未払い金扱いとして利益に計上する日系企業も増えているようです。

数年前に上海に法人を設立し、日本法人社員を出張ベースで支援させてきました。1回の滞在が1週間程度のため、これまでは特にビザを申請してません。
ビザに関する法律が変わったらしいのですが、何か問題ありますか?

中国国内で就労する場合、「Zビザ」の取得が必要となります。これは以前から必要でした。そのため、速やかにビザ取得をして頂く必要があります。
2013年の新出入国管理条例では、Zビザの申請期間の変更他、外国人家族のためのビザなどが新設されています。在日本中国大使館のHPに詳細が記載されていますので、詳細を確認の上、速やかな対応をお勧めします。
http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho130903_j.htm

中国では大都市を中心に賃金が上がり続けていると聞きます。実情はどうなのでしょうか?

中国人的資源社会保障部公表のデータによると、2013年には31省・直轄市・自治区のうち26地域で、最低賃金基準が引き上げられました。平均の上昇幅は18%で、ここ数年20%前後の上昇幅で推移しています。
平均月収は各種統計により差異は見られますが、上海や北京などの大都市では、大学本科生卒業の場合4,000元~5,000元前後と聞いています(総額、2013年時点)。
ただし、当然の事ながら業界や経験により大きく異なります。中国系、欧米系企業の実情を含めた統計を各社が発行していますので、定期的に情報を収集しながらご判断頂く事をお勧めします。

中国現地法人の就業規則作成について、注意点を教えてください。

中国では就業規則を労働局に届け出て、認可を受ける必要があります。そのため自社オリジナルの形式ではなく、一般的に中国で通用しているフォーマットを基にカスタマイズする事になります。
尚、就業規則は入社する社員全員に必ず読んだ上で閲読確認書に署名してもらいます。この署名が無い場合、万が一訴訟に発展した際、非常に不利になりますので注意が必要です。

本質問のお問い合わせはこちら
  • 本質問に関するWebからのご質問・お問い合わせはこちらから。
  • お電話の場合は、下記にお問い合わせください。
A&Cアソシエイツ株式会社
03-6238-3508
上海埃和希企业管理咨询有限公司
+86(21)6171-3770 日本語、中国語可
お問い合わせ
日本 TEL 03-6238-3508
中国 TEL +86(21)6171-3770
無料相談

  • 中国進出成功企業レポート
  • 中国リアルタイムレポート
  • 中国ビジネスの疑問1問1答

PAGE TOP